ベルベット・クイーン　ユキヒョウを探して

野生動物写真家ヴァンサン・ミュニエと作家で地理学者であるシルヴァン・テッソンが、チベット高原を横断する旅程を綴ったドキュメンタリー。幻と言われるユキヒョウを探す二人の前には数々の希少動物が現れ、過酷な環境の中で生きるあるがままの姿を見せる。第47回仏セザール賞長編ドキュメンタリー最優秀賞、第27回仏リュミエールアワード長編ドキュメンタリー最優秀作品賞ほか、各国の映画祭で受賞。

地球上で最も手つかずの野生動物保護区であるチベット高原。野生動物にとって地球上最後の楽園であるこの人跡未踏の谷あいを、世界屈指の野生動物写真家ヴァンサン・ミュニエと、フランスを代表する作家で地理学者であるシルヴァン・テッソンが旅する。幻と言われるユキヒョウを探す二人の前で、様々な希少動物が過酷な環境の中で生きるあるがままの姿を見せる。あらゆる種の生命を包括して育む地球と、自然と共存する動物たちの姿を通して、その中における人間の役割を考える。シルヴァンが綴る胸打つ数々の言葉を、ヴァンサンが撮る動物たちの愛らしくも逞しい表情と雄大で美しい自然風景で彩る。