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71.4点(32人)
観たひと
46
観たいひと
5
レビューの数
12
(C)Iron Films sp. z o.o,TVP S.A,Cavatina GW sp.z o.o, Hardkop sp.z o.o,Moovi sp.z o.o
第2次世界大戦下、ナチスのアウシュヴィッツ強制収容所で、死の淵に立ちながらも生きることへの不屈の闘志と尊厳をもって、リングに立ち続けたボクサーの実話を基にしたヒューマンドラマ。ポーランド出身でホロコースト生存者の孫でもあるマチェイ・バルチェフスキ監督の長篇デビュー作。モデルとなった実在のボクサー、タデウシュ・“テディ”・ピトロシュコスキは、看守やカポ(囚人の中の統率者)を相手に数十戦の勝利を収めた。その姿はナチスは無敵ではないのだと、恐怖や絶望と闘う仲間たちの希望の象徴となった。監督は元囚人たちの証言やテディ本人の記憶をもとに彼が歩んだ半生を映像化した。主演を務めたのは「イレブン・ミニッツ」(15)「ダーク・クライム」(16)など60本近くのポーランド映画に出演してきたピョートル・グウォヴァツキ。数カ月のトレーニングを経て肉体改造に成功し、スタントマンなしで過酷な撮影に挑んだ。2020年、ポーランドで最も権威のあるグディニャ映画祭で金獅子賞(最優秀作品賞)を受賞、さらに2022年同国のアカデミー賞とされるイーグル賞で4部門(撮影賞、美術賞、メイクアップ賞、主演男優賞)を受賞した。
第2次世界大戦中の1940年。アウシュヴィッツ強制収容所に移送される人々の中に、戦前のワルシャワで“テディ”の愛称で親しまれたボクシングチャンピオン、タデウシュ・ピトロシュコスキがいた。彼には「77番」という“名”が与えられ、左腕には囚人番号の入れ墨が刻まれた。十分な寝床や食事もなく過酷な労働に従事していた彼は、ある日、司令官たちの娯楽としてリングに立たされる。次々と勝利を重ねるテディは、少年ヤネックや囚人仲間たちに、戦利品として手に入れた食料や薬を分け与えていく。
REVIEW 日本映画&外国映画:「アウシュヴィッツのチャンピオン」
UPCOMING 新作紹介:「アウシュヴィッツのチャンピオン」
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