今日ほど映画のモンスターたちが熱狂的に支持されている時代があっただろうか。“映画”という文化と共に進化してきた特撮、特殊効果は、巨大なスクリーンに突如現れる想像上のモンスターたちに驚異的な変化をもたらしてきた。モンスターを実際に物体として表現する特殊造形の時代からデジタルの時代に突入した今、その魅力と背景を紐解いていく。「グレムリン」、「アビス」、「ターミネーター2」、「ジュラシック・パーク」、「スターシップ・トゥルーパーズ」、「スパイダーマン2」など、数々の映画で活躍してきた有名なアーティストたちのインタビューを基に、クリーチャーとその制作者の間の魅力的な関係性に迫る。“現代のフランケンシュタイン”(=怪物の創造主)と呼ばれるあらゆるスペシャリストたちがゼロから生命を作り出す瞬間に迫る。