アメリカの片田舎で親や社会と断絶し、孤独や不安を紛らすために、何人かの仲間と集まっているレイン(クリスピン・グローヴァー)やクラリッサ(アイオン・スカイ)たちは、ある朝、仲間のサムソン(デイヴィッド・ローバック)からガールフレンドを殺したことを知らされ、彼らは一様に道徳上の決断を迫られる。ひとまず死体を放置し、町はずれに住むエキセントリックな元暴走族のフェック(デニス・ホッパー)の家にサムソンをかくまってもらうことにしたレインたちは、高校に登校し、仲間に事件を知らせるが、誰も死体を見るまで本気にしない。やがて仲間のマット(キアヌ・リーヴス)が事件を警察に通報しようとしたことから、彼らの関係は微妙なバランスを見せ始める。そしてそれはレインの弟ティム(ジョシュア・ミラー)の恐るべき行動で、何もなかったように穏やかな結末を迎えるのだった。