アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げ、ヨーロッパで最も人気のあるクリスマス・ソング『ニューヨークの夢』等のヒット曲で知られる伝説の英国パンク・バンド“ザ・ポーグズ”。そのフロントマンであるシェイン・マガウアンは、5歳から飲酒・競馬・タバコを嗜み、10代で移住したロンドンでドラッグ地獄に転落。そこからバンドを結成し、絶大な人気を集め、瞬く間に英ロック界のスターとなった。だが、ライブ中泥酔して退場、素行が悪すぎてバンドから追放、長年にわたる酒と薬の濫用で50歳にして全歯喪失等々、音楽史に残る仰天事件を連発。そんな彼の爆弾発言だらけのインタビューに加え、貴重なライブ映像や、イラストレーターのラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交え、シェインの破天荒な音楽人生をたどる。