手品師で発明家のドロッセルマイヤー(クリストファー・サウンダーズ)は、王室でねずみをやっつける罠を発明する。ねずみの女王は復讐のため彼の甥ハンス・ピーター(アクリ瑠嘉)に呪いをかけ、くるみ割り人形の姿に変えてしまう。呪いを解くためには、くるみ割り人形がねずみの王様を倒し、外見に関わらず彼を愛する娘が現れる必要がある。ドロッセルマイヤーはシュタルバウム家のクリスマス・パーティに招かれ、この家の娘クララ(イザベラ・ガスパリーニ)にくるみ割り人形をプレゼントする。クララが夜中に目覚めると、ドロッセルマイヤーによって魔法の世界に招かれ、ねずみの王様とおもちゃの兵隊たちの戦いを目にする。クララの助けでネズミの王様が倒され、呪いが解けて、くるみ割り人形はハンス・ピーターの姿に戻る。クララとハンス・ピーターは雪の王国へと旅し、さらにドロッセルマイヤーの導きでお菓子の国へ行き、金平糖の精(ヤスミン・ナグディ)や王子(セザール・コラレス)と会う。ハンス・ピーターはクララの勇敢さによって救われたことを金平糖の精に伝え、ドロッセルマイヤーはお礼に賑やかな祝宴を贈る。クララが夢から醒めると、見覚えのある若者とすれ違う。そして、ドロッセルマイヤーの部屋に、元の姿のハンス・ピーターが帰って来る。