オーストリアからオーストラリアまでを、ふたりの若者が自転車で旅したロードムービー。自分の限界に挑戦してみたいというシンプルな情熱と世界の向こう側を見たいという好奇心に突き動かされ、海路を除いてその距離18,000kmをアンドレアスとドミニクが駆け抜ける。ふたりはIT企業に勤めるごく一般的な若者。計画に2年間を費やし、自分たちで4K小型カメラやドローンを駆使して撮影しながら自転車を漕ぐこと11カ月。その訪問国は19カ国に及んだ。撮影後は編集までを自分たちで担い、本作を完成させた。雄大な美しい景色が切り取られているだけでなく、自然や環境に左右される苦難や、地元の人々との暖かい交流、旅先での「受け入れなければならない現実」を余すところなく見せている。