60年代のロック・シーンに足跡を残したグループ『ザ・バンド』の16年間の総決算ともいえる、さよならコンサートをドキュメント仕立に捉える。1976年11月25日、感謝祭にわく西海岸サンフランシスコにおいて、一大コンサートが開かれた。ロック・グループのザ・バンドが、今後一切コンサート活動は行なわないという名目で開かれた『ラスト・ワルツ』がそれだ。演奏曲目は『ドント・ドゥー・イット』『ラスト・ワルツのテーマ』『トリプル・クリーク』『シェイプ・アイム・イン』『同じことさ!』など。製作総指揮はジョナサン・タプリン、製作はロビー・ロバートソン、コンサート・プロデューサーはビル・グラハム、監督は「ニューヨーク・ニューヨーク」のマーティン・スコシージ、撮影はマイケル・チャップマン、ラズロ・コバックス、ヴィルモス・ジグモンド、デイビッド・マイヤーズ、ボビー・バーン、マイケル・ワトキンス、ヒロ・ナリタ、製作デザインはボリス・レヴィン、編集はイウ・バン・イーとジャン・ロブリー、録音はマイケル・エブジェ、ドン・ラスビーが各々担当。出演はザ・バンドのリック・ダンコ、レボン・ヘルム、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエル、ロビー・ロバートソン。ゲストはボブ・ディラン、ロニー・ホーキンス、ドクター・ジョン、ニール・ヤング、ニール・ダイアモンド、ジョニ・ミッチェル、ロン・ウッドなど。2018年4月14日よりデジタル・リマスター版が全国順次公開(配給:ブロードウェイ=アダンソニア)。