小説家のハルヒコ(柴田貴哉)は新作の着想を得るため、従姉のヨウコ(田中夢)からある夜の出来事を聞き出す。3年前、ヨウコが夫・アキラ(奥田洋平)と営むバーに2人の親友であるジロウ(古屋隆太)が訪れてくる。久しぶりの再会だった。ヨウコとジロウは愛人関係でもあり、たわいもない話で盛り上がると同時に緊張感もあった。アキラが目を離した隙に、消えるヨウコとジロウ。高架下で燃え上がる2人を、アキラは見ていた……。ハルヒコはこの3人をモデルに小説を書き進め、ミステリアスなヨウコにのめり込んでいく。恋人のリリコ(鮎川桃果)はそんなハルヒコを止めようとするが、現実と夢、そして小説の世界までもが混ざり合っていき……。