デビュー作「ブルックリンの片隅で」がサンダンス映画祭監督賞を獲得、Netflixで配信中の女性監督エリザ・ヒットマンの長篇3作目。第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した、望まない妊娠をした少女の心の旅を追った青春映画。誰もが言葉に出せないままに直面している苦しみや生きづらさ、それでも支えてくれるかけがえのない友人の存在。17歳の少女の瞳を通して世界がみずみずしく活写される。監督のエリザは語る、「この映画を詩的なオデッセイにしたかった」と。主演のシドニー・フラニガンは本作が長篇映画デビューでありながら、等身大の演技が絶賛され、第86回ニューヨーク映画批評家協会主演女優賞、第41回ボストン映画批評家協会主演女優賞など数々の俳優賞を獲得した。