天空の結婚式

ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された舞台をイタリアで映画化。イタリア屈指の絶景を誇る観光地チヴィタ・ディ・バニョレージョを背景に、ゲイカップルとそれを容易に受け入れられない親世代との世代間ギャップが巻き起こす騒動を描く。出演は「ぼくは怖くない」のディエゴ・アバタントゥオーノ、「続 青い体験」のモニカ・グェリトーレ、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のサルヴァトーレ・エスポジト。

ある日、ベルリンに暮らすアントニオ（クリシティアーノ・カッカモ）は、恋人で役者仲間のパオロ（サルヴァトーレ・エスポジト）にプロポーズ。2人は結婚することになるが、パオロはゲイであることをカミングアウトして以来、母親と疎遠になっている。一方、アントニオはイタリアにいる父と母に、カミングアウトと同時に結婚の意志を伝えようと決意。パオロを連れて故郷の村へ帰省する。母アンナ（モニカ・グェリトーレ）は息子を受け入れ歓迎するが、村長を務める父ロベルト（ディエゴ・アバタントゥオーノ）はアントニオの突然の告白に動揺し大反対。夫婦の離婚が危ぶまれるなか、アンナはカリスマウェディングプランナーを雇い、息子たちのために村中を巻き込んで“天空の村”で最高の結婚式を計画する……。