スマホ依存症のパウル(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)と、コンプレックスの塊のトニー(マティアス・シュヴァイクホファー)。幼なじみでビジネスパートナーでもある2人は、アプリ開発事業も順調。自身の欲望を満たす多くのモノに囲まれ、充実した日々を送っている。そんなある日、開発したアプリのプレゼンに成功し、祝杯をあげる全社員の前で大げんかした2人は、酔った勢いで大金を賭けたある勝負をすることになる。それは、全ての家財道具を倉庫に預け、裸一貫で所持品ゼロの状態から1日1つずつ必要なモノを取り戻し100日間生活するという奇想天外な勝負だった。対戦が始まり、モノやデジタルに依存している生活に段々と気付き始めるパウルとトニー。やがて100日目を迎えた彼らが選ぶ真に大切なモノとは……。