幼い頃に家族を亡くしたクリス(イェデ・スナゴー)は、デンマーク・ユトランド半島の静かで美しい農村で叔父(ペーダ・ハンセン・テューセン)と暮らしてきた。27歳となった今では、早朝に起床し、足の不自由な叔父さんの世話と家業の酪農の仕事をして、夕食後にコーヒーを淹れてくつろぎ、週に一度買い物に出かける日々を過ごしていた。そんな決まりきった毎日を送る中、クリスはある出来事をきっかけに、かつて抱いていた獣医になる夢を思い出す。さらに教会で出会った青年マイクからデートに誘われ、次々と変化が訪れ、戸惑いながらも胸がときめいていく。姪が将来の夢や恋に葛藤していることに気付いた叔父は、彼女の背中をそっと押すが……。