1980年代初頭、シチリアでマフィアの全面戦争が激化。抗争の仲裁に失敗したパレルモ派の大物ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)はブラジルに逃れたものの、残された家族や仲間達が報復を狙うコルレオーネ派により抹殺された。ブシェッタはブラジルで逮捕され、イタリアに引き渡されることに。そしてマフィア撲滅に執念を燃やすファルコーネ判事(ファウスト・ルッソ・アレシ)から捜査協力を求められる。ブシェッタは麻薬と殺人に明け暮れ堕落した犯罪組織コーザ・ノストラに失望しており、コーザ・ノストラの血の掟に背き、固い信頼関係で結ばれたファルコーネに組織の罪を告白する決意をするが……。