1984年、世界的な人気を誇るアルゼンチン出身のサッカー選手ディエゴ・マラドーナは、熱狂的な観客が集うイタリア南部の弱小チーム“SSCナポリ”に移籍する。フィールドの上では“神の手”&“5人抜き”と話題を集めたメキシコワールドカップ優勝や、チームを史上初のセリエA優勝に導くといった実績により、スーパースターとして崇められる一方で、プライベートではマフィアとの交際、愛人とのスキャンダル、コカインでの逮捕など、トラブルメーカーとして忌み嫌われることに。やがて、サッカーを愛するピュアな“ディエゴ”と、マスコミを騒がせるダークな“マラドーナ”という、相反する二つの顔が浮かび上がってくる……。