下町の貧乏役者プレーム(サルマン・カーン)は、面倒見がよくて曲がったことが大嫌いで、周囲からアニキと慕われている。彼は、憧れのマイティリー王女(ソナム・カプール)に一目でいいから会いたいと願っていた。その王女が、婚約者のプリータムプル王国のヴィジャイ王子の王位継承式にやってくることに。プレームは相棒と街に出掛け、王子の家来にスカウトされる。ヴィジャイ王子は継承者争いの暗殺事件に巻き込まれて意識不明となり、プレームはヴィジャイと瓜二つだったのだ。プレームは4日後に迫る王位継承に向けて王子の替え玉に仕立てあげられるが、異母兄弟だらけで複雑な関係の王家の弟妹や、フィアンセのマイティリー王女は尊大で頑固な王子に心を開こうとしない。はじめはおとなしく王子を演じていたプレームは、次第に本領を発揮し、真っ直ぐな心で人々の心を溶かしていくが……。