1961年。冷戦下で米ソ宇宙開発競争が熾烈を極める中、アメリカではジョン・F・ケネディ大統領の号令の下、人類の月到達を目的とした“アポロ計画”が開始される。幾度もの失敗を経て、アポロ11号は1969年7月16日、ニール・アームストロング船長、マイケル・コリンズ、バズ・オルドリンの3人の宇宙飛行士を乗せ、地球を旅立つ。7月20日に月に到着すると、アームストロング船長の「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な躍進だ」との有名な言葉を残し、人類史上初の月面着陸を達成した。そして7月24日、地球に無事生還。全世界で約5億人がその偉業を見守ったと言われる。本作では、ロケット発射前から月面着陸、そして地球生還までの9日間を詳らかにする。