特殊部隊への異動を夢見るパリ警察のマロ(フランク・ガスタンビド)は、検挙率No.1と最高のドライビングテクニックを誇る一方、スピード狂で問題だらけの警官だった。ついには地方都市マルセイユに左遷されてしまう。赴任先のマルセイユ警察は、フェラーリなどの高級車を駆使し宝石を盗むイタリア強盗団に悩まされていた。そこでマロは、一見ごく普通のタクシーでありながら時速300km以上出せる伝説のプジョー407を探し出し、強盗団に対抗することにする。そして今は中東にあるというプジョー407を入手するため、伝説のタクシードライバー、ダニエルの甥でありながらかなり間抜けなタクシー運転手エディ(マリク・ベンタルハ)と渋々組むことに。そんな中、世界最大のダイヤモンド『カシオペア』が到着するとの知らせが入り、強盗団はドローンを用い、さらには警察内部にスパイを送り込み、ダイヤモンドを手に入れようと狙う。強盗団の赤いランボルギーニとマロ&エディのダイヤモンドを巡る攻防がはじまる。