妻を亡くし自堕落な生活を送っている私立探偵ジャック・アンドリュース(ヴァル・キルマー)のもとにある日妖艶な美女フェイ・フォレスター(ジョアン・ウォーリー・キルマー)が現われ、私を殺してと切り出す。彼女を偏執狂的に追う愛人から身を隠すため偽装殺人を仕組んでほしいというのだ。ところがその愛人ヴィンス・ミラー(マイクル・アドセン)というのはフェイとマフィアを襲った片割れで、フェイは金を一人占めしてトンズラするつもりなのだ。何も知らないジャックは報酬ももらえずフェイに逃げられ、おまけにフェイ殺人の容疑までかけられる。そこへヴィンスが乗り込んできて激しくつめよられたジャックは必死で逃げ出し、フェイがラスベガスにいることを突きとめ彼女を問い詰めるが、今度はマフィアが押し入ってきた。逃亡のさなかフェイを愛し始めたジャックと結ばれ、そして警察、マフィア、そしてヴィンスの追跡から逃れるため2人は自分たちの偽装殺人を計画した。ところがこれもヴィンスの罠で、ジャックはフェイに裏切られ、ピストルで撃たれる。フェイとヴィンスは車で逃走するが警察に追われ、誤って事故を起こし死んでしまった。一方、湖に落ちたジャックはインデイアンに無事助けられ、フェイの金も手にするのだった。