中堅女優アレックス(ジェーン・フォンダ)が、深い陶酔の淵から醒めると、ベッドの隣に見知らぬ男の死体が横たわっていた。昨晩のことは記憶になく、男を殺したのが、自分なのか他人なのかも分からない彼女は、この男の住まいから脱け出す。彼女は別居中の夫ジャッキー(ラウル・ジュリア)に電話で助けを求めるが、彼は逃げろというだけ。かくて、アレックスは空港へ向かう。満席でキャンセル待ちにあう彼女は、そこで謎の男ターナー(ジェフ・ブリッジス)と出会う。彼女に興味を持つターナーは、元警官。一方、アレックスは死体がいかがわしい写真家ボビー(ジェフリー・スコット)と知り、住まい(兼スタジオ)に戻り証拠隠滅をはかるが、死体がなく、何者かがいる形跡がある。結局死体はアレックスの部屋で発見され、彼女は指名手配されてしまう。彼女を助けるターナーだけが、彼女の無実を信じる人間だ。追いつめられる2人、芽生える恋。小さな争いなどあり、アレックスはジャッキーの所に身を隠した。そして彼女はそこで真実を知る。つまり、大富豪の娘イザベル(ダイアン・サリンジャー)と一緒になろうとしていたジャッキーが、イザベルをおどしていたボビーを殺した犯人だったのだ。アレックスを犯人にすれば、未来が保障されるジャッキーは、彼女の命を狙う。が、間一髪、そこに現われたターナーたちのおかげで、アレックスは助かり、無実は証明されるのだった。