国を統治する王ヘンリー四世(ジェレミー・アイアンズ)は、放蕩息子のハル王子(トム・ヒドルストン)に手を焼いていた。一方、ノーサンバランド伯(アラン・アームストロング)の息子ホット・スパー(ジョー・アームストロング)は立派な戦士に成長していた。敵に囚われたモーティマーの身代金支払いを王が固辞すると、それに反感を抱いたホット・スパーはウスター公トマス・パーシー(デヴィッド・ハイマン)ら王の対抗勢力と共に反旗をひるがえす。毎日毎晩、老騎士フォルスタッフ(サイモン・ラッセル・ビール)と遊び呆けていたハル王子は、フォルスタッフを騙しては、その笑い話を酒の肴にして酒場で飲んでいた。しかし、いつかは王の後継者として態度を改めるつもりだったハル王子は、王への反抗勢力が決起した知らせを聞くと、父・ヘンリー四世のために立ち上がる。