両親が旅行に明け暮れている富豪の娘バル(ティッピー・ウォーカー)と中流家庭の娘マリアン(マリー・スパース)は親友になって以来、空想と冒険の世界を楽しんでいた。2人に狙われたのがコンサート・ピアニストのオリエント(ピーター・セラーズ)というプレイボーイで、目下人妻ステラ(ポーラ・プレンティス)を陥落させようとヤッキになっている男だった。そして、良いチャンスの時に決まって2人の小悪魔に邪魔され、恐怖さえ抱くようになった。一方、バルは音楽会で自分達が悪戯している男がオリエントと知った途端、彼を恋してしまった。そして、オリエントの膨大なゴシップ帳が出来上った。クリスマスの休暇を娘と過すためバルの両親がニューヨークにやって来た。バルのパーティーに招待されたマリアンは、家庭的に恵まれないバルに同情した。その夜、オリエントのアルバムを母にみつけられ、ひどく叱られたバルは、家出を決意しマリアンの家に行った。バルの母は夫の反対を押しきってオリエント自身に会うことにした。ところが、逆にオリエントに口説かれた。バルは母が怒鳴りこんだのを知って、謝罪するためにマリアンとオリエントのアパートに忍び込んだが、母との唯ならぬ親しさを見て、大変なショックを受けた。帰って来たバルの悲惨な顔色を見、妻がマリアンの母を攻撃する言葉を聞いて、父親はすべてを悟った。オリエントは、その直後に面倒なことを嫌って逃げ出してしまった。バル父娘はヨーロッパに旅立った。春になって少女たちは再会した。お互いに見違えるばかりに容姿は変わっていたが、2人が熱中したのは新しいお化粧法とツイストだった。