近未来のアメリカ。感染するとゾンビ化する壊死性ウイルスが爆発的に流行しており、田舎の小さな町に住む16歳の少女マギー(アビゲイル・ブレスリン)もこのウイルスに感染する。感染者たちは当局によって、社会から隔離された特別病棟に収容されることになっていた。そこで苦痛と危険に満ちた過程を経てゾンビへと姿を変えた彼らが、その後どうなるかが語られることはない。感染の診断を下されたマギーは姿を消すが、父のウェイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)が捜し出し、家族のもとへと連れ帰る。マギーは実母を数年前に亡くしており、家には継母にあたるキャロライン(ジョエリー・リチャードソン)と下の子2人がいる。ウェイドは大事なマギーを可能な限り手元に置くことにし、隔離命令を持って現れた地元警察を追い返す。しかし、マギーの苦痛に満ちた変化は徐々に進行していき、キャロラインは2人の子供を連れて出て行く。為すすべもなく苦しむマギーを見守るしかないウェイドに、決断の時が迫る……。