1954年、フロリダ州シーワード郡にあるエンジェル・ビーチ。ここの高校に通うピーウィ(ダン・モナハン)は、ウェンディ(カーキ・ハンター)と初めてセックスをした翌朝、満面に微笑をたたえて目を覚ました。学校に行くと、仲間の卜ミー(ワンアット・ナイト)、ティム、ミッキーが彼をからかい「スケを廻してくれ」という。色男ぶったピーウィは承知し、みんなに「誰とでも寝る娘を紹介してくれ」と尋ねると、みんな「それはウェンディだ」と答える。ガックリ来たピーウィにウェンディは「私は誰とでも寝るわけじゃない。私はあなたが好きだったから」といい、ピーウィはにっこり。卜ミーたちに仕返しをすることにし、ストリッパーのサンディに金を出し、淫乱女ということにして、みんなを墓場に誘い、幽霊のかっこうをして驚かそうと企む。ところが、トミーらはすべてを承知して裏をかき、またもやピーウィは全裸で墓場から逃げ出すはめになった。ピーウィの母は高校で演劇のコーチをしている。高校ではシェークスピアの夕べと銘打って、「マクベス」「真夏の夜の夢」「ロメオとジュリエット」などを上演することにしていた。ピーウィやウェンディ、ミート、ビリー、インディアンのジョン・ヘンリーらがリハーサルをしていると、バルブリッカー先生(ナンシー・パーソンズ)や「正道教」なる宗派のフレイベル神父が来て、シェークスピアは猥褻だという理由で上演を禁止しようとする。校長やゲブハート議員は、心配するなと生徒たちを安心させる。しかし、フレイベルは反対運動をエスカレートし、さらにKKKも参加する。この情勢を見てゲブハートは、禁止にまわる。ピーウィらは反撃に立ち向かう。郡裁判所で市長たちが、フレイベル神父から借りたエロ・フィルムを鑑賞し、感嘆の声をあげているのをこっそりテープに録音する。一方、ゲブハートからマイアミのレストランに誘われたウェンディは、けばけばしいドレスであらわれ、傍若無人の振る舞いをして、ゲブハートの評判をめちゃくちゃにする。フレイベルはその頃、信徒を集めて大演説をぶっていた。卜ミーらはKKKのメンバーの頭髪を剃り、全裸で集会に送り込む。さらに、エロ・フィルムの盗聴テープを流したので、集会は大混乱。市長もフレイベルも失脚してしまった。