「巴里の屋根の下」などで知られる巨匠ルネ・クレール監督が、キャリア最初期の1924年に制作したダダイズムの短編サイレント映画。画家フランシス・ピカビアとバレエ・スエドワ(スウェーデン・バレエ団)の公演『本日休演』の幕間に上映するために作られた。『本日休演』の音楽を手がけた異端の作曲家エリック・サティが、本作の音楽も担当。バレエ・スエドワのスター・ダンサーであるジャン・ボルランの他、ピカビアやサティ、芸術家のマン・レイやマルセル・デュシャンらが出演している。20世紀最大の芸術運動シュルレアリスムにフォーカスした特集『シュルレアリスム100年映画祭』にて上映。ダダイズムからシュルレアリスムに至る過渡期の作品、ジェルメーヌ・デュラック監督作「貝殻と僧侶」と同時上映。