キラキラの瞳と笑顔が魅力的なライラ(カルキ・コーチリン)は、作家になる夢を胸に、大学へ通う19歳。生まれつきの障害があり、身体は不自由だが、それをものともしない前向きな明るさと旺盛なチャレンジ精神、好奇心の持ち主。両親や弟、親友たちのサポートを受けながら、音楽活動に打ち込むなど、大学生活を謳歌していた。ある時、彼女が作詞した曲を歌ったバンドがコンテストで優勝するが、それは自分が障害者だからだという理由を知って愕然とする。さらに、密かに想いを寄せていたバンドのヴォーカル、ニマに対する恋心も実を結ばずに終わった。塞ぎ込むライラの元に、ニューヨーク大学への留学の話が舞い込む。希望を胸に、母(レーヴァティ)と一緒にニューヨークへ乗り込んだライラは、刺激的な毎日の中で、思うままに新しい体験を重ねて行く。やがて、大学で知り合った目の不自由な女性ハヌム(サヤーニー・グプター)と急速に仲を深め、体調を崩した母がインドに帰ると、互いに恋心を抱いた2人は一緒に暮らし始める。その一方でライラは、興味本位でクラスメイトのジャレッド(ウィリアム・モーズリー)とも寝てしまう。そうとは知らないハヌムを連れて、春休みにインドへ帰国。そこでライラは、母親に自分がバイセクシャルであることを告白する。だが、母の理解は得られなかった。予想通りのこととはいえ、落ち込むライラ。ちょうどその頃、母が末期のガンに侵されていることが明らかになる。インドに残ることを決意したライラはハヌムに、一緒に帰れないこと、さらにジャレッドとの関係を打ち明ける。怒るハヌムに対して謝ることしかできないライラ。別れを選択する2人だったが……。