2015年に106歳で死去したポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督による1942年製作の長編デビュー作。陽光降り注ぐ港町ポルトで、同じ少女に恋したふたりの少年。そんな子どもたちの躍動を簡潔かつ大きなスケール感で描いたネオレアリズモの先駆的作品。「アニキ・ボボ」とは遊びの名前で警官・泥棒(または鬼ごっこ)を意味する。出演はナシメント・フェルナンデス、フェルナンダ・マトス、オラシオ・シルヴァほか。2010年9月17日より、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催された「ポルトガル映画祭 2010」にて上映。2025年・第82回ベネチア国際映画祭クラシック部門にて4Kレストア版がプレミア上映され、日本では2025年11月14日より4Kレストア版をBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて2週間限定上映。