カイト　ＫＩＴＥ

1998年に日本のクリエイター、梅津泰臣が手掛けたビデオ用アニメーション『カイト』を実写映画化したSFアクション。少女たちが人身売買される近未来を舞台に、両親を殺され、暗殺者となった少女の復讐を描く。出演は「アンダーワールド　覚醒」のインディア・アイズリー、「アベンジャーズ」のサミュエル・L・ジャクソン。

金融危機によって崩壊した近未来。そこでは、少女たちが人身売買組織によって、性の奴隷として売買されていた。その1人で、幼い頃に両親を組織に殺されたサワ（インディア・アイズリー）は、父の親友であり相棒だった刑事のアカイ（サミュエル・L・ジャクソン）によって、暗殺者として育てられる。彼女の目的は、両親の仇である人身売買組織への復讐。娼婦に成りすまし、1人、また1人と男たちを暗殺してゆくサワと、犯行現場の証拠隠滅を繰り返すアカイ。そして、サワの言動を密かに監視する謎の少年オブリ（カラン・マッコーリフ）。精神バランスを保つための薬“アンプ”の副作用で記憶が消えかかりながらも、サワは真の標的である組織のボス、エミールへと近づいてゆく。 しかし、心も体も傷だらけになった彼女を待ち受けていたのは、予想を覆す残酷な事実だった……。