「戦場のピアニスト」で第55回カンヌ国際映画祭パルムドールと第75回アカデミー賞監督賞を、「ゴーストライター」で第60回ベルリン国際映画祭監督賞を獲得した巨匠ロマン・ポランスキー監督が、被虐性癖を指すマゾヒズムの語源となった小説家レオポルド・フォン・ザッヘル・マゾッホの『毛皮を着たヴィーナス』を下地にした戯曲を映画化。がさつな女優が舞台上では一変して気品や妖艶さを見せ、演出家を魅了し支配していく。ポランスキー監督の妻で「潜水服は蝶の夢を見る」などに出演したエマニュエル・セニエ、「007 慰めの報酬」などアメリカ映画にも進出するほか「さすらいの女神たち」では監督としても高い評価を得たマチュー・アマルリックが出演。