ロンドンで理髪店を開いて30年になるチャーリー(レックス・ハリソン)とハリー(リチャード・バートン)は、ホモであった。2人には、それぞれ悩みがあった。ハリーの悩みは禿頭病、チャーリーは、女装をとがめられたため、裁判所の召喚をおそれていた。ある日、チャーリーのもとに、先妻から、娘のテレビの仕事を依頼する手紙が来た。そして、娘が訪ねて来る日、チャーリーはハリーに、母親(キャスリーン・ネスビット)とドライブに行けとすすめたが、ハリーの母親は、実は関節炎で足が不自由であることを知っているのだった。そうこうしているうちに、チャーリーが気にしていた召喚状がとどいた。仕方なく、弁護士をやとう金を、養老院にいる母親(ビアトリクス・リーマン)に無心に行ったが、追いかえされてしまった。その後チャーリーは、以前に増してハリーにつらく当たり、2人は何度も喧嘩を繰り返した。特に、チャーリーがつれて来たジャック(スティーブン・ルイス)のことで、彼らは激しくいがみ合った。その時、ハリーが高血圧で倒れるが、チャーリーはちゃんと彼をベッドに寝かせてやるのだった。やがて召喚日が来た。その日も2人は、ハリーのかつらのことで、たがいをののしり合った。そして、チャーリーは1人で店を出て行った。2階から寂しそうに、その姿をながめていたハリーは、チャーリーの後姿に、ある寂しさを感じた。その時、街角で、チャーリーはハリーの名を呼んだ。2~3分後、幸福そうに連れ添って歩く2人の姿が街に見られた。