ビバリーヒルズの市立病院では、新人インターンたちがブラング教授(ダブニー・コールマン)の模範手術を見ながら一人前の医者となる希望に燃えている。彼らの名前はサイモン(マイケル・マッキーン)、ステファニー(ショーン・ヤング)、フィル、ウォルター、バッキー、サーマンなど。病院はさまざまな病人でごった返していた。そこへ急な発作で口がきけなくなり入院してきたのが、組織のボス、サル・ボナフィッテイである。彼は敵対するファミリーに病気がバレないように変装、つきそいの息子アンジェロ(ヘクター・エリゾンド)も女装して病室に出入りしていた。そのサルを狙って殺し屋も侵入したが、あわて者の看護婦に患者に仕立てられてしまった。フィルはハイになる薬ほしさに婦長ノーリン(パメラ・リード)にせまり、ひっぱたかれる。サイモンとステファニーはデートしたが、突然、ステファニーは腹痛を起こし倒れてしまう。ウォルターは、女装のアンジェロの主体を知らぬまま恋し、アンジェロの方もその気になってしまう。インターン活動が始まって一年を迎えようとした頃、サイモンが初めてメスを取った。しかし、彼には少年期、人形の腹を切って遊んでいたときにその腹の中からお化けの人形が飛び出してきて衝撃を受けた経験があり、それが強迫観念となって手術ができなくなっていた。落胆するサイモンをなぐさめるステファニー、彼女はサイモンに勇気を与えるために手術用のベッドに彼を誘った。一方、サルを狙う殺し屋は、入院生活一年目になる今、七回の手術をほどこされていた。今日こそサルを殺そうと錘りをつけて窓から放り出そうとしたが逆に錘りを結び返され、自ら転落してしまう。その年のクリスマス・パーティが教授の家で行われたが、再度ステファニーが倒れた。不治の病に冒され、手術の成功率は六千分の一だという。この手術をできるのはプラング教授しかいないのだが、教授は株で破産し発狂してしまう。かわりにサイモンがやるしかない。.今こそ強迫観念を断ち切って、事に当るしかない。懸命に頑張るサイモン、手術は大成功裡に終り、ステファニーは蘇った。数日後、病院の廊下にウェディング・マーチが鳴りわたる。先頭を行くのはサイモンとステファニーだ。その華やかなフィナーレにあわせて、登場人物のその後の人生が語られてゆく。(1時間35分)