ジェームズ(ブラッド・ジョンソン)は仕事で成功を収め、美しい恋人もいて、しがらみのない気楽なサンタモニカでの生活を謳歌していた。しかしある日、故郷の家族から、父親の体調が優れないと連絡が入る。家業のホテルを手伝うため、仕方なく帰ることになったジェームズ。何年も前に見捨てたホテルの仕事や仲の悪い弟との生活に、できるだけ早く元の暮らしに戻りたいと思うが、ホテルが経営困難な状態に陥っていることに気づく。父親の容態が悪化し、家族間の緊張は高まる。ジェームズは家族と向き合ううち、時には愛する者のために犠牲を払うべきなのではないかと自問自答する。自分を必要とされることに応じるべきか? 決断の時は、刻一刻と迫っていた……。