チュルブル・パンデーは実の母ナイニー(ディンプル・カパーディヤー)と義父プラジャーパティ・パンデー(ヴィノード・カンナー)、弟マカンチャンドとともに暮らしていた。義父は自分の実子であるマカンチャンドばかりえこひいきし、血のつながらないチュルブルのことは適当にあしらっており、兄弟平等に愛を注ぐ母の存在がチュルブルにとっては救いだった。成長したチュルブル(サルマーン・カーン)は警官になる。強盗から金を巻き上げるような面もあるが、弱い者には親身になって助けになるような正義感の強いチュルブルは、ロビンフット・パンデーと呼ばれていた。一方マッキーと呼ばれる弟のマカンチャンド(アルバーズ・カーン)にはニルマラー(マーヒー・ギル)という結婚を視野に入れた付き合いの恋人がいたが、マッキーは定職に就いておらず金銭的にも余裕がないため、彼女の父親(ティーヌー・アーナンド)に結婚を反対されていた。チュルブルもラッジョー(ソーナークシー・シンハー)という女性に猛アタックしていたが、彼女はアルコール中毒の父親(マヘーシュ・マーンジュレーカル)を気遣い、父親が生きているうちは結婚しないと心に決めていた。そんな中、野心を燃やす青年政治家チェーディー・スィン(ソーヌー・スード)が、何かにつけ邪魔してくるチュルブルを消そうとある計画を立てる……。