カトリック教会の中でも最も戒律が厳しいとされるカルトジオ会のグランド・シャルトルーズ修道院で、俗世間から切り離され清貧のうちに生きる修道士たちを撮影したドキュメンタリー。構想から21年かけられた本作には、修道院からの条件により音楽もナレーションも付け加えられず、照明も使わずにありのままの姿を映している。監督は本作の後に制作した「DIE FRAU DES POLIZISTEN(警察官の妻)」(未)で第70回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を獲得したフィリップ・グレーニング。監督自ら6ヶ月間グランド・シャルトルーズ修道院で過ごしながら撮影に臨んだ。2006年サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞したほか、様々な映画祭で高い評価を得ている。