宋王朝の時代。皇帝を守る忠臣で楊一族の家長・楊業(アダム・チェン)は、類稀なる才能で百戦錬磨、「楊無敵」と呼ばれ、国家に多大なる貢献をした名将であったが、年老いた身を悟り自分の七人の息子に自らの栄誉を継がせ、自分は退くべきだと考えていた。そんな中、北から侵攻してきた敵国・遼を討つため、先陣を任される楊業。遼の指揮官は、かつて楊業が打ち破った将軍の息子・耶律原だった。出陣した楊業率いる先鋒隊は、敵の奇襲、そして楊業を逆恨みする宋の指揮官・潘仁美の裏切りで多くの兵を失い、ついには楊業が毒矢で負傷し窮地に追い込まれる。そのことを知った楊業の七人の息子たちは、何があっても父を連れ帰ると母に誓い、圧倒的に不利な戦場へと赴く。「七子行き六子戻る」という御託宣を受けていた母だったが、息子たちの決意を止めることはできなかった。長男・楊延平(イーキン・チェン)、次男・楊延定(ユー・ボー)、三男・楊延安(ヴィック・チョウ)、四男・楊延輝(リー・チェン)、五男・楊延徳(レイモンド・ラム)、六男・楊延昭(ウーズン)七男・楊延嗣(フー・シンボー)は父と合流するも、それを待っていたかのような襲撃に遭う。瀕死の父を背負い、息子たちは命がけで母のもとを目指すが……。