LL衣料チェーンで成り上がったメロン(ロドニー・デンジャーフィールド)の悩みは2つ。浮気症の2度目の妻、(エイドリアン・バーボー)と、彼女を嫌って家に寄りつかない落ちこぼれ大学生の一人息子ジェーソン(キース・ゴードン)の存在だ。有言実行、悩みは早速解決すべく、妻を放り出し、息子に会いに大学へ。かつて父に勉強しろといわれつつ実社会を選んだメロンにとって、ダメ息子を一人前にするには、自分も大学生になって共に勉強するに限る。ボディガード兼運転手(バート・ヤング)を会社とのパイプ役にし、中卒の資格しかないメロンは、ビジネス学科新設資金の寄附という金の力で、マーティン学長(ネッド・ビーティ)をまるめこんで、入学。息子と親友デレク(ロバート・ダウニー・ジュニア)、自分の部屋をぶち抜きの豪華スイートルームにしたり、宿題のヴォネガット論を本人にゴーストライターで書かせたり(これは落第点をとった)、キャンパス・ライフを金の力で楽しむメロン。そんな彼を良く思わない経済学教授のバーベイ(バクストン・ホワイトヘッド)の愛人で文学教授ダイアン(サリー・ケラーマン)も、メロンの虜。そしてジェーソンも自信回復で、飛び込み水泳の正選手になったが、意中の人ヴァレリー(テリー・ファレル)の恋仇で水泳部のエース(ウィリアム・ザブカ)に親のおかげといわれ傷つく。さらにメロンのゴーストライター起用がバレて、退学の危機をむかえたメロンは、口答試問をうけねばならない。かくてオジサン・パワーとダイアンの協力による必死の勉強の末、試験は合格。さらに飛び込み大会のピンチヒッターとして、かつての腕前のウルトラ妙技で拍手喝采、キャンパスでの人気者の地位を不動のものとしたメロンだった。