父親が借金返済の保証人を頼んだために、家を出て行った母親が久々に帰ってきたことから浮き彫りになる、切っても切り離せない家族間の絆を描いた短編人間ドラマ。監督は「あの空をおぼえてる」「非・バランス」の冨樫森。前作「傷痕」に続き、故郷・山形を舞台としている。「冬のアルパカ」の朝倉亮子、「傷痕」の梨乃をはじめ出演者のほとんどは山形県在住・出身の者たち。製作・配給会社映画24区主催のワークショップ出身で「傷痕」で脚本家デビューした五十嵐愛が、本作にも脚本協力として参加。山形県・庄内発の映像資産形成、映画人育成を目的に発足した庄内キネマ製作委員会の第一回製作作品。2013年6月15日より、山形県・鶴岡まちなかキネマ、MOVIE ON やまがた、フォーラム山形、フォーラム東根にて先行上映。