ある日、障がいを持つ息子ロブ(トーマス・ブロディ=サングスター)を凶暴なギャングの元夫カルロス(ビリー・ボブ・ソーントン)に奪われたセレステ(エヴァ・ロンゴリア)。彼女は、アラバマの無法地帯で生きる荒くれ者、ウーディ3兄弟に助けを求める。トラブルと銃が大好物の長男ブリック(クレイン・クロフォード)、レスリングの天才だが口が利けない次男リンカーン(ダニエル・クドモア)、元米軍兵士でタフな三男のマックイーン(トラヴィス・フィメル)の3兄弟は、ガラガラヘビのような凶暴さで知られ、本来なら子どもを取り返すようなケチな仕事は請け負っていなかった。ところが、窮地に追い込まれたセクシーなセレステに心を奪われた長男ブリックが、彼女の依頼を引き受けてしまう。それは、相手をぶちのめして子どもを奪ってくるだけの簡単な仕事のはず……だった。ところがいつの間にか、それは彼らが経験した血なまぐさいキャリアの中でも、最高にスリリングでクレイジーな冒険へと変貌してゆく。3人を追うのは、その命を付け狙うカルロスと凶暴な子分たちだけではなかった。騒動に巻き込まれた地元の保安官に加え、やけにしつこい連邦捜査官も追跡に加わる。誰を信じればいいのかわからないまま、彼らは知られざる“贖い”を果たすため、最終決戦の場へ向かうが……。