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ベルリン・アレクサンダー広場

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  • 平均評点

    78.8点(18人)

  • 観たひと

    40

  • 観たいひと

    19

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ / 歴史劇
製作国 西ドイツ イタリア
製作年 1979
公開年月日 2002/10/26
上映時間 898分
製作会社 Bavaria Film, Westdeutscher Rundfunk (WDR), Radiotelevisione Italiana (RAI)
配給 アイ・ヴィー・シー
レイティング 一般映画
アスペクト比 1:1.33
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 16mm

スタッフ

キャスト

解説

1982年に37歳の若さで急逝した、ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督が、1979年から80年にかけて手掛けたテレビシリーズ。日本でも2002年に劇場公開されたが、2013年3月16日より全14話を日替わりで、ユーロスペースにてデジタルリマスター上映された。

あらすじ

1920年代末ドイツのベルリン。二つの世界戦争に挟まれた不穏な時代。第一次大戦敗戦の痛手で社会は不安定を極め、失業者は日々増加し、犯罪が横行していた。またナチスと共産主義者の対立も激しさを増していた。その半面ベルリンはヨーロッパ有数の大都市として爛熟した文化が花開いた。そんな激動の時代を一人の“普通”の男、フランツ・ビーバーコップが辿る受難に満ちた物語である。第1話[プロローグ]「処罰が始まる」(82分)フランツは恋人イーダ殺害の罪でテーゲル刑務所に服役していた。出所した彼は大都市ベルリンの中で行き場を失う…。第2話 「死にたくなければどう生きるか」(59分)「まっとうに生きる」と誓ったフランツは、ネクタイ留めやポルノ雑誌販売を始めるがうまくいかない。ある時、深い考えもなくナチスの党新聞販売に手を染めるが…。第3話 「脳天の一撃は心をも傷つける」(59分) 今度は、訪問販売を始めたフランツ。とある玄関先に立った彼を見て、住人の女性は動揺した。フランツは彼女の死んだ夫にそっくりだったのだ…。 第4話 「静寂の奥底にいる一握りの人間たち」(59分)友人たちの前から姿をくらましたフランツは、日々酒に溺れている。フランツは自身の窮状を旧約聖書のヨブになぞらえる…。第5話「神様の力を持った刈り手」(59分)フランツはイカサマ商売の元締めプムスと知合うが、仲間に加わる事は拒む。だがその一味のラインホルトに強く心を奪われる…。第6話「愛、それはいつも高くつく」(58分)フランツはラインホルトの女グセの悪さを直そうとするが、彼は聞き入れない。彼の口車にのってフランツはある仕事にでかける。第7話「覚えておけ―誓いは切断可能」(58分)元恋人エヴァの家に厄介になっているフランツ。体も衰弱し再び酒浸りになり、ある酒場でエミーという女に出会う。第8話「太陽は肌を暖めるが時に火傷を負わす」(58分)自宅に戻ったフランツは、まっとうに生きるという誓いを捨て、シニカルな人間になっていた。ある日ヤクザな若者ビリーが訪ねてきて…。第9話「多数派と少数派の間の永遠の隔たり」(58分)フランツは恋人ミーツェに養われるヒモ生活を始める。彼は久しぶりにラインホルトを訪ねる。第10話「孤独は壁にも狂気の裂け目を入れる」(59分)不妊のミーツェの代わりに、エヴァがフランツの子供を作るという密約が女たちのあいだで結ばれる。フランツは仕事もせずいよいよ酒に溺れていく。第11話「知は力 早起きは三文の得」(59分)フランツはラインホルトを訪ね、また一緒に仕事を始める。彼はラインホルトに自分とミーツェの仲を見せつけようとするが…。第12話 「蛇の心の中にいる蛇」(59分)ラインホルトはミーツェをある森に連れ出す。その森は以前、フランツとミーツェが仲直りした場所だった。第13話「外側と内側、そして秘密に対する不安の秘密」(59分)ミーツェが戻らない事に、フランツとエヴァは不安を抱く。ある日イカサマ商売をしていたフランツは、仲間のヘマで失敗してしまう。第14話[エピローグ]「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー:フランツ・ビーバーコップの夢についての私の夢」(112分)このエピローグが示すのは、二人の破滅した男の関係をめぐるグロテスクなイメージのパノラマである。

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