リリア４ＥＶＥＲ

監督は「ショー・ミー・ラヴ」のルーカス・ムーディソン。現在も世界中の子供達がさらされている性産業の実態と、そこに生きる少女の姿を、超ストレートかつリアルに訴えた問題作。スウェーデンのアカデミー賞に相当するGuldbagge Awardで5冠に輝いたが、日本では日本劇場未公開。

旧ソ連の貧しい街で母親と暮らす16歳のリリアは、母とその新しいボーイフレンドと共にアメリカに移住するのを楽しみにしていた。しかし「落ち着いたら呼ぶわ」と先に旅立っていった母は彼女を捨て、リリアの状況はみるみる悲惨なものになっていく。やがて生活のために売春をするようになる。友人の少年ヴォロージャと支え合いながら苦しい生活を送る中、リリアは優しい青年アンドレイと出会う。スウェーデンに一緒に行き新しい生活を始めようと誘われ、旅立つ決意をしたリリアだったが……。