平成23年11月21日、稀代の天才落語家が他界した。落語は人間の業を肯定するものと位置付け、古典落語を現代的な感覚で捉え表現する古典落語の第一人者だった。人気TV番組『笑点』の初代司会者になりお茶の間で人気になる一方、真打昇進制度に異議を唱え落語協会から独立、辛辣な毒舌を利かせるなど、破天荒な生き様がクローズアップされることもしばしばあった。そんな立川談志らしさの溢れる寄席の模様を、ドキュメンタリー映像を挟み上映。イリュージョン落語の代名詞『やかん』(2005年10月12日 国立演芸場)と談志十八番の一つに数えられる『芝浜』(2006年12月2日 三鷹市公会堂)を収録。ナレーションは「聯合艦隊司令長官 山本五十六」の柄本明。東劇、なんばパークスにて先行、2013年1月12日より全国公開された。