広告代理店・電報堂の社員・三上(豊原功補)は、スポンサーのタイガードリンクに対してプレゼンテーションを行っている。三上はタイガードリンクの新商品“9”のCMに、演歌歌手の城之内つばめ(黒木瞳)、ヒップホップスターのレオナルド八田(加藤和樹)、時代劇俳優の大菩薩金五郎(中村嘉葎雄)の3人を起用するというプランを提案する。城之内つばめの大ファンである宣伝部部長の高木(モト冬樹)は、そのプランを採用する。高木が城之内つばめのファンであることを、三上はリサーチ済みだったのだ。しかし、城之内つばめと大菩薩金五郎はなにやら過去に因縁があり、犬猿の仲だった。CMの撮影日当日、険悪な雰囲気の城之内つばめと大菩薩金五郎に、三上やその部下の真理(本仮屋ユイカ)はさんざん振り回される。さらに、レオナルド八田が新興宗教の広告塔だったという問題も発生し、撮影スタジオはますます混乱していく。こんな状況で、CMは無事に撮影できるのか……?