ピート・ハモンド(トニー・カーティス)は楽士だ。野心にもえてニューヨークへ出てきた。仕事を探す楽士の集まるマックのバーで、マック(ジャック・オーキー)に下安宿を紹介してもらった。部屋はペギー・ブラウン(デビー・レイノルズ)が借りていたものだった。部屋代が払えず、おかみのソーダ(ケイ・メドフォード)に追い出されたのだ。ピートはペギーに同情し、部屋の共用を提案した。カーテンで仕切って半分ずつ使う生活は最初はうまくいった。そのうち、ペギーを怪しげな男が訪ねてきたり、いかがわしいダンスホールの経営者ネリーから妙な電話がかかってきたりしだした。ペギーは、ネリーのダンスホールでホステスとして働きながら、パーティにアルバイトに出かけていた。ネリーがこれを知って強迫していたのだ。ピートにようやくチャンスがやってきた。6ヵ月の南米巡業のバンドに口がかかったのだ。が、楽器を盗まれ、このチャンスもふいになりそうだった。ペギーが気の毒に思い、サキソフォーンを買うお金をネリーから借りて、ピートに与えた。ピートは南米へ発った。ペギーはネリーにしつこくつきまとわれた。ペギーには金を借りてる弱味があったが、なんとかネリーの要求をはねつけてきた。ピートが巡業を終えて帰ってきた。下宿には、ネリーが子分を連れて押しかけてきていた。ペギーはナイフを突きつけられて、金を返せないなら体で払えと強迫された。ピートは6ヵ月かかってかせいだ金を叩きつけて、ネリーを追いはらった。ペギーは部屋を出ていくといった。ピートは引きとめた。2人は愛し合っていることを悟ったのだ。マックのバーを訪れた。彼もソーダと一緒に生きる決心をしたところだった。