ニュー・ジャック・シテイはドラッグを足がかりに裸一貫のし上がった若きドン、ニーノ・ブラウン(ウェズリー・スナイプス)によって牛耳られていた。そんなニーノを倒そうと執念を燃やす黒人捜査官、スコッディ・アップルトン(アイス・T)と白人警官、ニック・ベレッティ(ジャド・ネルソン)。スコッティは母親を麻薬患者に殺され、ニックは自らが元中毒者という経歴をもっていた。ある日、スコッティのスパイとなって潜入していたプーキー(クリス・ロック)が殺されたことを契機に、スコッティは自らおとりとなってニーノのふところに飛び込むことを決意する。そして、組織の内部ではニーノの幼なじみであるジー・マネー(アレン・ペイン)が反旗を翻し、抗争が始まった。スコッティは正体を知られ、追いつめられるが、逆に反撃に出てニーノを撃とうとする。しかし同僚のストーン刑事(マリオ・ヴァン・ピープルズ)に止められ、ニーノは逮捕、裁判になる。量刑は思いがけず軽かった。しかし裁判所を出たところでニーノは見知らぬ男に撃たれ、息絶えるのだった。