グレナバン卿の地中海巡航船にメリイ(ヘイリー・ミルズ)、ロバートの姉弟、パリ大学地理学教授パガネル(モーリス・シュヴァリエ)は、姉弟の父グラント船長の行方を求めて同航させてもらった。「南37度11分、インディアン」という父の残した紙片を頼りに。アンデス山脈に分け入った一行5人は大地震にあうが、無事逃げた。途中でロバートがコンドルにさらわれるが、原住民の酋長に助けられた。酋長の父らしき人がパンパスの先の集落で捕虜になっている人ではないか、という言葉を頼りに、彼の案内で先に進んだ。途中、大洪水大雷雨、大竜巻にまであうが、酋長のカヌーに助けられ、目的の集落に着く。が、グラント船長の姿はなかった。パガネルは紙片をのんでいた鮫がインド洋に棲息する鮫であることに気づき、オーストラリアに向かうことにした。だが、アイアトアンという悪者にだまされ、船を奪われて、小舟に乗せられ放り出された。原住民の島に漂着、マオリ族に捕らわれ絶壁の先端の小屋に監禁された。そこにはグラント船長の部下が入っており、皆で脱出に成功、折しも火山の大爆発があり、それを逃れて海に脱出した。眼前にアイアトンの船がいた。そしてグラント船長に偽の銃を売りつけているのが双眼鏡に映った。力を合わせ、アイアトンを逮捕、親子は狂気のように再会を喜んだ。