ギリシャの若者デミトリオス(アンソニー・ホール)はある日アトランティス国の王女だという美女アンティリア(ジョイス・テイラー)を海でひろいあげ介抱した。そして父ペドロと別れ王女と海の彼方の謎の国アトランティスに船をむけた。彼は船を西へ西へと進めた末、愛するアンティリアの故国アトランティスにたどりついた。その国は高度に文明が進んでおり、大魚のような水中船をもっていた。アンティリアの父クロナス王は無事な姫をみてよろこんだ。が、野心家の軍務大臣ザレンによりデミトリオスは奴隷にさせられた。星占い師ソノイも彼を不吉の前兆といった。そこでデミトリオスは火と水の中で巨人アンデスと戦ってこれを倒し、アトランティス市民の権利を得ることに成功した。他国人の意外な強さにおどろいたザレンとソノイは、世界を早く征服してしまわぬとギリシャに滅ぼされると思いこみ、殺人光線を使って世界を討ち従えてしまう計画をたてた。平和主義者の僧正エイザーの反対もしりぞけられた。これをみたデミトリオスは、また自ら奴隷となって殺人光線の製作に必要な水晶をほる他の奴隷たちのなかにまぎれこんだ。それから彼は奴隷たちを組織して火山の大爆発を誘導させる作業にせいをだした。彼の計画どうり火山は爆発し奴隷たちとともにデミトリオスtとアンティリアは海に逃れた。彼らを殺そうとしたザレン一味は僧正に殺されてしまった。アトランティスは海中に没し、船にのったデミトリオス、アンティリア他少数の奴隷だけが助かったのであった。