1840年、フロリダ地方では米人がインディアンに対して7年間も悪戦苦闘を続けていた。フロリダ辺域の防備にあたるワイアット大尉(ゲイリー・クーパー)は海軍中尉タツフと協力して、夜陰に乗じてセミノール・インディアンを襲い、捕虜になっていた白人たちを救い、砦を爆破した。捕虜だったジュディ(マリ・アルドン)をつれて根拠地にかえる途中、彼らはインディアンの大群に襲われ、一時は草に火を放って難を逃れたが、夜に入ってワイアットたちはインディアンに完全に包囲されてしまった。逃れる道は沼地を歩いて渡るほかにはなく、猛獣毒蛇を警戒しながら彼らは奥へ奥へと進んだ。途中、米軍の装具をつけた1人のインディアンを捕らえてインディアン集落の在りかを白状させた彼らは直ちにそこを襲撃した。しかし新しいインディアンの大群が現れ、ワイアットたちはかろうじて逃れて、彼らの根拠地にたどりついた。彼らはここで最後の抵抗を試み、川をへだててインディアンと対峙した。その夜、不気味なインディアンの歌を遠く聞きながら、ワイアットはジュディに己が身上を語り、彼女への愛情をそれとなく打ち明けた。一夜あけてワイアットはインディアン酋長に一騎打ちを挑み、水中での激闘の末、これを勝利した。その時テイラー将軍の率いる米軍が応援にかけつけインディアンを掃討してくれた。生き残りの一隊は無事に助かり、ワイアットとジュディは過去いっさいを水に流して固く抱擁した。