ゲイで女装のエンターティナー、アーノルド(ハーヴェイ・ファイアスティン)は、彼にとって初めての恋人であるエド(ブライアン・カーウィン)がバイ・セクシャルであることが我慢できず、アーノルドの誕生日にエドがローレル(カレン・ヤング)という女性とつきあっていることがばれ、2人の恋愛関係は終わった。やがてアーノルドは、自分の勤めるゲイ・バーでトラブルに巻き込まれたアラン(マシュー・ブロデリック)という男性と出会う。そして肉体的な関係にうんざりしていたアーノルドにとって、アランのひたむきさは欠けがえのないものとなつてゆく。ローレルと結婚したエドに招待されて出かけた別荘で、エドとアランが関係を持ってしまう出来事もあったが、2人の愛情の絆は日増しに強まってゆくのだった。ある日アランはアーノルドに結婚を申し込み、養子を迎えて育ててゆく計画を立てるが、そんな幸せな日々も突然のアクシデントに巻き込まれ、アランが死を迎えたところで終わりを告げる。アランの死後、アーノルドは養子のデイヴィッド(エディ・キャストロダッド)と暮らしていたが、時々そこにはローレルとうまくいっていないエドが転がり込んでくる。そんな折、アーノルドの母親(アン・バンクロフト)がフロリダからやって来た。今でも息子に普通に暮らしてほしいと思っている彼女にとって、この男3人の奇妙な共同生活がどうしてもまともとは思えず、ついつい激しい口論となってしまう。そしてアーノルドは母親との口論の中で、デイヴィッドを、エドを、そしてアランを通して、自分というものを改めて見つめ直してゆくのだった--。