ニューヨークのあるデパートの書籍売り場で働いているスタンリー(ルー・コステロ)は大変な臆病者だが、売り場を訪れたダイアナ(H・ブルック)に同僚のバス(バッド・アボット)が嘘をついたことから彼はアフリカ奥地に詳しい猛獣狩の大家ということになってしまい、ダイアナの一行と共にアフリカに行かねばならぬ破目になった。ダイアナたちは原住民がもっていると伝えられる莫大なダイアモンドが目当てなのだが、偶然バズがそれを発見し、こっそり木の根元に埋めた。一方スタンリーは罠にかかった大猩々を誤って逃がしてしまったが、大猩々は恩返しにバズの隠し場からダイヤを持ち出してきてスタンリーに渡そうとするので大騒ぎとなり、結局スタンリーだけはジャングルに置き去りにされ、皆はニューヨークに引き上げてしまった。それから何年か後、ニューヨークの繁華街に大富豪スタンリーの豪華なビルが建設されたが、かつての相棒バズはそのビルのエレベーター・ボーイになり下がっていた。そしてビルの一室には大猩々が人間以上の待遇で養われていた。