探偵学校を卒業したばかりのバッドとルーはトミー・ネルスンという脱獄の拳闘選手に連れ出された。トミーは、マネージャー殺しの容疑をかけられていたが、その無実を証明しようと、探偵を雇ったわけなのであった。3人の行った先はフィリップ・フレイ博士という透明薬の発明家で、姪のヘレン(ナンシー・ギルド)はトミーの恋人だった。脱獄を知った警察はグレイ家を包囲したが、トミーは素早く博士の薬を注射したので透明人間になってしまった。かくて彼から無実の証を頼まれたルウは感激、悪の巣窟である拳闘場に出かけた。ここに巣食う賭博師のモーガンが八百長試合のもつれから殺人を犯しトミーに罪を着せたことを知ったルウは、再びモーガンにその罪を再演させるため、自らリングにのぼる羽目に落ちいてしまった。果たしてモーガンは八百長試合を申し込んできたが、ルウは透明人間の助けで相手を倒した。モーガンはルウのマネージャーであるバッドを殺してその罪をルウに着せようと掛かってきたが、これまた透明人間の活躍により、見事バッドとルウはモーガン一味を警官に引き渡すことができた。しかしこの時傷を負った透明人間は復元薬で元のトミーに戻ったものの、彼に輸血したルウは、少々血が混ざり合って足が後向きになってしまった。